最近、自然に関するこんな記事を読んだ。
・落葉の分解にもホームとアウェーの土壌がある、東大など実証 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/062700348/
森林において樹木が生育する土壌に特有の微生物の集まり(微生物叢)が落葉を効率的に分解していることを東京大学などの研究グループが野外実験で実証した。森林生態系の物質循環を担う微生物叢の働きに差があることを示しており、今後の森林保全において場所ごとに特有の微生物叢を保つことが重要だとしている。
一方で、樹木が育つ場所(ホーム)はほかの場所(アウェー)より効率的に落葉を分解するという「ホームフィールド・アドバンテージ」仮説がある。野球やサッカーのようなプロのチームスポーツで、本拠地(ホーム)が遠征先(アウェー)より有利なことになぞらえたものだ。
土壌と微生物の関連については、遺伝子解析によって、高標高地と低標高地の土壌に特有の真菌や細菌をそれぞれ特定。微生物とコメツガとイヌブナの落葉分解率の関係を調べると、それぞれの標高地に特有の菌が多いほど、分解率が上がっていることを確認できた。ホームフィールド・アドバンテージ仮説を裏付けているという。
めちゃ興味深い。
リチャード・パワーズの『OVERSTORY』を読もうかなと思っているけれど、
自然の神秘がこうやって明かされていくのはなんとも不思議な感じ。
今日はそんな感じで。
かわなみ