京都アバンティはなぜ40年間生き残れたのか?

京都駅のショッピングモール

最近、京都新聞のこんな記事を読んだ。

京都駅前の商業施設「アバンティ」はなぜ生き残れたのか ビブレや阪急は閉店も…逆境しのいだ40年
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1230923?gsign=yes

京都駅地下の商業施設Avantiの歴史と変遷がいい感じにまとめられている。

さらに翌99年、当時の「ギャルブーム」を担った10代後半から20代前半の女性を客層に据えたリニューアルを実施し、東京・渋谷のブランド衣料店を誘致した。

ギャルブームで躍進してたのは全然知らなかった。
そんなところだったっけ。

 ドンキホーテの導入は、期せずして客層の拡大につながった。京都アバンティの現館長を務める阪急商業開発(大阪市)の山田秀人取締役常務執行役員は「外国人観光客が目に見えて増えた」と振り返る。訪日ブームが追い風となり、インバウンド客による免税売り上げが大きく伸びたという。新型コロナウイルス禍による収益の落ち込みを経験しつつも業績は徐々に回復し、2023年度の売り上げは前年度比35%プラスになる見込みだ。

あの立地的にインバウンド向けな店舗を増やすのは、
やっぱり手堅いんだろうなと。

客層をさらに広げるため次なるターゲットに据えたのは、アニメや漫画などのサブカルチャーファンだった。開業以来営業してきたブックセンターを今年3月に閉店し、空いた売り場にアニメやコミック、ゲームの専門店「アニメイトアバンティ京都」を拡張させた。同じフロアには展示会専門スペースもオープンさせ、初回イベントとして人気漫画「デスノート」の原画展を企画した。客足は上々といい、山田館長は「3月に入ってからの6階の売り上げは前年同期比で160%伸びた」と顔をほころばせる。

1.6倍はすごい。

山田館長は「当面は『サブカルの聖地』を目指します。まだまだ道半ばですが」と述べつつ、「生き残るにはオンリーワンの施設として他の施設にない存在価値をどう磨き上げるかです。今後もマーケットを見ながら変化に対応していくことになるでしょう」と覚悟を語った。

サブカルの聖地、と聞くとちょっと意外だけれど、
求められているのはそういうものなのかもしれない。

アバンティー、イタリア語で「前進」という意味なのも初めて知ったり。

普段自分がアバンティで買い物をすることはほぼないのだけれど、
(お土産を買い忘れたときにあわてて買うぐらいかも?)
いろいろ変化を経たアバンティに寄ってみようかな、と思った。

今日はそんな感じで。
かわなみ

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