ダイナミック・プライシングがプロ野球に及ぼす影響

DPとスポーツ

ダイナミックプライシング(Dynamic Pricing)が
日本のスポーツ業界やライブコンサート興行でも導入されることが
話題になっているのは以前紹介したとおり

ダイナミックプライシングとはなにか、もう一度軽く説明しておくと、
「需要と供給に合わせて価格を柔軟に変動させる仕組み」とのこと。

ダイナミック・プライシングが映画やライブに適用されることへの是非

 

プロ野球における4月の考察がnoteに書かれていたので軽く紹介。

ダイナミックプライシングと観客数|のなー|note

4月分のみを対象にした浅い検証にはなりますが、本noteにおける結論は以下の通りです。

(1) 高価なチケットは随時より高価に変動していく傾向がある一方、安価なチケットの価格は最後まで変わらなかった。
(2) チケット料金は、通常の平日開催では安く土日開催やホーム開幕戦は高かった。
(3) チケット料金が高くなると観客が減るという事実はない。
(4) 2023年4月における1試合平均観客数は、過去10年分の年間平均値よりむしろ増えていた。この点からも『DP導入は観客数に悪影響を及ぼしていない』と言える。
(5) 現状のDPは、球団側が人為的な制御ができない自動プログラムの可能性がある。

なるほど・・・。
チケット代が高くなると観客が減るというわけではない、
というのはやっぱりファンは多少高くてもチケット代を払って生でみるってことですかね。

DPはこうやって知らずしらずのうちにふつーに導入されていくんだろうなと思う記事でした。

アメリカのコンサートのチケット代や、アメフト人気の過熱っぷりをみると、
ダイナミックプライシングの導入は避けられないような。

映画とかライブとか、座席の良しあしがより体験に反映される場面だと、
みんなの反応はどうなるのか気になるところ。

今日はそんな感じで。
かわなみ

今日のよかったこと:
『フォークナー短編集』を読み始めたけどなかなか強烈で好き。
短いのに展開が早いのところなんか、さすがウィリアム・フォークナー。

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