観光補助国という考え方:京都のまちづくりの未来

京都市のこれから

ようやく外国人観光客の受け入れ再開。
まだツアー客のみ、とのことですが、

コロナの賛否両論はあれど、
観光都市の京都はやっぱり観光客がいないとなんとも厳しいのでこれが正解かと。
(傍から見てても、ゴースト化したホテルばかりだったので・・・。)

Substackで小嶌久美子さんという方のニュースレターを購読してますが。
京都の観光業に関する回が興味深かったので、軽く紹介。

地域色はその土地で生活を営む人で育むものだし、土地や地域文化の要を外部に受け渡したり判断をゆだねていては、長期目線で見ると地域が貧乏になるのでは、と私は危惧します。

観光は手っ取り早い資本の流入かもしれない。
けれども、その下敷きに脈々とした土地の文脈があるものだから、観光業を利用しつつ地域資産を育てる産業を忘れてはならないと思うのです。

過剰な観光業が、地域文化を衰退させることもある。
その点に注意しながら、京都らしい発展をしてほしいですよね。

 

それでも少しずつ、
京都府民もふだんの生活の中が
より豊かになる施設も工夫もされてきている様子。

2014(平成26)年以来のリニューアルとなる同エリア。インバウンドの急激な増加やコロナ禍の影響を受け、今回は地元客が利用しやすいよう、重複していた麺類の店を整理し、肉類や海鮮の店を加え、「夜飲み」「テークアウト」ニーズに対応する。

 

その反面、
景観が残る相国寺の隣地で高級ホテル開発の話が出ていたりも。

京都・相国寺の隣地で高級ホテルの開発計画 不動産大手が海外グループ誘致

外資系の超高級ホテルが増えていますが、
地域の住民が和気あいあいと暮らす姿があるからこそ、
観光都市としての魅力が映えるのではないでしょうか?

観光向けに作るだけ、というのは本末転倒な気も。

 

.ちょっと話は飛びますが、下記のイタリア・ベニスによる入場税の記事も面白い。
人が増えすぎないように事前予約必須+入場料をかける、という仕組み。

日本の観光地も独自で観光税取る方向で良いのでは?と思ったり。
近隣住民に還元できるシステムなどあったら不満も出ないでしょうし。

財政難の京都府なので、これぐらいはしないとね。

はやくコロナが落ち着いて、
なんとか京都も持ちこたえてほしいところです。

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