京都の観光公害に思うこと。

オーバーツーリズム

外国人観光客の個人旅行が解禁され、桜の季節が来てからというもの、大混雑が続く京都。

この間までガラガラだった京都も、
“観光公害”という言葉が出てくるほどに観光需要が復活。

京都の伏見稲荷大社が「世界で最悪な観光地」8位にランク入りしたのも話題になったり。

「実際には大混雑しており、インスタで見るような美しい写真が撮れることを期待していたが、人が多くてまったく撮れなかった」などネガティブなものが寄せられており、「混雑」が最大の要因となっているようだ。

車で前を通ることがあるけれど、
確かにあの現状じゃがっかりする人が多いのも頷ける。

 

神戸国際大学経済学部教授 中村智彦さんの記事。

JR各社は、キャッシュレスサービスやチケットレスサービスを導入することで、窓口の人員削減を進めているが、外国人や高齢者、普段、旅慣れていない利用客にとっては、普及が進んでいるとは言い難い。

今年の桜の美しい時期の観光客の急増による問題の発生は、コロナ禍によってもたらされた3年間という猶予を本当に有益に活用できたかを問われていると、行政当局も業界も自覚すべきである。せっかく京都を訪れた観光客は、あまりの雑踏に落胆し、一方の住民たちも日常生活に支障を来たし、観光振興に反発するというのでは、「観光立国」など覚束ないのではないか。

人がたくさん入ってくると、
観光公害が発生してしまうのが仕方がないので、
オランダのアムステルダム、イタリアのベネチアなどのように
値上げする方向にいくのもアリかと。

バスもある程度対策を練ってきているところだけれど、
いまだ焼け石に水状態。

 

やはり清水寺、金閣寺、伏見稲荷大社、錦市場などの
定番スポットに人が集まりがちなので、
どうにかして伏見や岡崎などまだ人が集まる余裕がある場所に
どう誘導するかがカギとなるんだろうなと。

結局のところ、観光都市である京都市民として
観光客と共存していくしかないのだけれど、
人をどう分散させるか、という広報的な施策も必要だと思う。

今日のよかったこと:
ひさびさに仕事繫がりの知り合いとご飯にいったけど、
わりとコアな音楽の話ができて楽しかった。

京都の観光業はどう変わるべきか? (NewYork Timesより)

観光補助国という考え方:京都のまちづくりの未来

京都市バスの”観光客は住民より高い運賃にする施策”について思うこと

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