これからの「京都らしさ」中井治郎さんの連載が興味深い。

新しい”京都感”

最近、「これからの京都らしさ」というウェブ連載を見つけた。
中井 治郎さんという社会学者の方が「JBプレスオートブラフ」で書いているエッセイ。


京都のオーバーツーリズムや観光について書かれて、
これが京都人の自分が読んでも面白い内容なので軽く紹介。

・鴨チル、鴨川等間隔…京都を特別な街にしていたのは鴨川だった|これからの「京都らしさ」(第6回)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/67349

「鴨川は無料の三次会会場」——もともと、そんなふうに言われるように、学生をはじめ京都の人々が飲み会終わりに鴨川に腰を下ろして時間を過ごす(というか三次会と称して安い酒を飲む)景色は昔から見られてきたものだが、「名前がつく」というのはやはり大きなことだろう。気安い造語であっても、人は名前がつくとその行為の自分にとっての意味に自覚的になる。

もちろん鴨川と京都の人々の親しい関係は長い歴史を持つものだが、このようなメディアによって構築される「観光のまなざし」という文脈では鴨川は新しい意味を獲得したといってもいいかもしれない。

いや~一文一文が説得力あるなと。好きな文章。

何者でもないままそこにいても許される場所として鴨川が「発見」されたのは、まさにいまそんな場所がほかの街で失われたからだろう。

・京都に「一見さん」が帰ってくる…観光の再始動を喜べない、京都人のジレンマ|これからの「京都らしさ」(第11回)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/72122

・もっとも京都らしくない?京都名物「京都タワー」の謎|これからの「京都らしさ」(第9回)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69509

・京都の穴場?存在こそが奇跡の庭園「府立植物園」に見る、もうひとつの美学|これからの「京都らしさ」(第13回)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/75966

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