32分のタイムループもの
最近ネットフリックスで、『隔たる2人の世界』という映画を観ました。
いわゆる”タイムループもの”で、
「どうあがいても、警察に殺されてしまう」
という黒人を描いた32分の短編映画。
アメリカでの黒人差別の現実を、
これでもかと観客に突きつける一作でした。
“I can’t breathe” のセリフも登場し、
#BLM ムーブメントが再燃するきっかけとなった
ジョージ・フロイド事件へのメッセージも込められてます。
タイムループものって、
基本ユーモアやSFテイストに仕上がるものが多い中、
こういう使い方もあるのだなぁと、驚かされました。
ドイツ映画の『ラン・ローラ・ラン』をふと思い出したり。
この『隔たる2人の世界(Two Distant Strangers)』は、
アカデミー賞短編賞の有力候補だそうですが、
ほんとに受賞するんじゃないかというぐらいの出来。
オスカーもそろそろですが、どうなることやら。
ネットフリックスに入っている方は、
騙されたと思って観てみてください。
※2021.4.26追記: アカデミー賞短編実写映画賞を受賞したそうです!