糸井重里×宮本茂の対談が面白い@ほぼ日

なにもできないからプロデューサーになった。そんなわけないでしょう、宮本茂さん

マリオの生みの親・宮本茂さんと、
ほぼ日手帳の糸井重里さんのインタビュー集がなかなか興味深かったので軽く紹介。

・なにもできないからプロデューサーになった。そんなわけないでしょう、宮本茂さん
https://www.1101.com/n/s/miyamoto_shigeru2024/index.html

いくつか印象に残った部分を。

宮本
「あの人がいてよかったよね」、
「次回もいっしょにやってみたい」って、
言ってもらえるのがいちばんやな
と思うようになって。
それで、クリエイティブの強い、
技術レベルの高いチームなんかでも、
がんばって食らいついていくわけですよ。

仕事論的なものも。

糸井 つまりそれは、心がどう動くか、
っていうことについて観察してる、みたいな?

宮本 観察というより、自分で触ってみて、
気持ち悪いかどうかだけなんですね、たぶん。
人が触ってるのを見ても、
「ちょっと心動いてないな」って感じたり。
「なんでこの人はこんな淡々と客観的に
これを見られるのかな?」と思うと、
ちょっとなんか仕掛けてみたくなったり。

宮本そうですね。
マリオについては、あるときから、
「新しい技術ができたらマリオをつくる」
て決めたことで、すごくわかりやすくなりました

逆にいうと、新しい技術が出なかったら、
マリオはつくらないって決めたんです。

糸井
任天堂という会社は、
「会社のあり方」みたいなものを
ずっと曲げずに維持できている気がしますけど、
なにか気をつけていることがありますか。

宮本 
まあ、全社的にやっぱり、
「うかれない」みたいなところはありますよね。

うーん、さすが。
確かに世界一のニンテンドー、でも調子乗ってないから嫌味がないもんね。

宮本
「ケンカ弱いんやから、
まともにケンカしたらあかんぞ」って。

だから、まあ、ケンカが弱いんだから、
新しい土俵と新しいルールをつくろうっていう。
そのほうがケンカするより、ずっとラクですから。

流石。

今年生誕30周年を迎える『マザー』シリーズの話とかピクミンとかマリオとか、どれも面白かった。

ゲーム好きの方はぜひとも。

シェアする: