ニューヨークのお寿司の事情が興味深い。

NYのSUSHIレストラン

最近、ニューヨークの寿司レストランに関するこんな記事がなかなか面白かったので紹介。

NY・進化するSUSHIビジネスの行きつく先とは?|須能玲奈 (Rena Suno) (note.com)

食に関しては、保守的な傾向のあるアメリカ人。

そんなアメリカ人でもSUSHIは大好き。普段ごはんを主食としない人達、そして、割と偏食気味の人でも好きというSUSHIは、アメリカ人の食生活にも深く入り込んでいます。

当たり前のように何十種類もフレーバーの選択肢があるのはデカいのかも。

欧米では黒い食べ物が敬遠されがちなため、
海苔を極力表に出せないような巻き方をしたカリフォルニアロールがヒットしたというのも有名で、
食文化ってほんとに現地の人の好みに合わせて超進化しているのでほんとに面白い。

記事に登場した先鋭的な寿司バーたち。
・「Sushi of Gari
・「Sushidelic
・「Kaiten Zushi Nomad

どのレストランも、インスタグラムなどを見ると日本にはない超進化をしててすごいなと。

食べ方に関する工夫も「なるほど」と思わされることばかり。

お寿司をよく知らないアメリカ人がお醤油をつけすぎてお寿司本来の味を楽しむことができない食べ方をしていることにショックを受けた日本人シェフが、ネタに味をしみこませておき、お醤油いらずで食べられるお寿司を考案したのがその始まりです。

なんと、店内では目隠しをして、何も見えない状態で食事をするのです。チケット代は$100。視覚に頼らずに食事を楽しむというこのイベントは、イタリアンなど他のレストランでも行われているようです。

食文化といえど、アメリカ政治も絡んできたり。。

寿司田の撤退のニュースについて現地の無料情報紙、週刊ニューヨーク生活は、トランプ政権下で職人へのビザがおりず、お店を維持するための優秀な寿司職人たちを日本から連れてくることができなくなったからと報道し、業界に大きな衝撃が走りました。

共和党への政権変更も追い風になってしまったと思いますが、それだけではなく、お寿司がSUSHIとなって急速な広がりを見せた時点で、美味しいお寿司は日本人でないと作れないもの、という固定概念が覆されてしまったのです。

そのため、自らの事業等で財を成した美食家のアメリカ人が投資家となり、優秀な日本人の寿司職人を雇って高級お寿司屋さんを開くといった流れが始まりました。

そうした経緯で、NYのスシレストランは高額路線へと向かったそうで。

どうしてこうしたお店が乱立しているかと言うと、一番大きな理由は、マンハッタンの家賃の高さにあります。高い家賃を払い続けながらお店として経営を続けていくためには、客単価を上げざるを得ず、オペレーションもできるだけ効率化したいのです。

うーん、なるほど。

雑な紹介ですが今日はこんな感じで。
かわなみ

今日のよかったこと:
ずっと読みたくて積読していた本をようやく一気に読めた。

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