おいしい食の流行史:エスニック料理ブームの背景について

食の歴史本

Netgalleyで『おいしい食の流行史 / 阿古真理』という本を読んで、
エスニック料理に関する章が面白かったので感想と共に軽く紹介。

 

・アジア料理ブームが来たのは、1985年のプラザ合意以降、円高が急速に進んだことで内外価格差が大きくなり、アジアから仕事を求めて日本に来る人たちが増えてきた背景がある

・1990年の改正入国管理法が施工され、日系三世の定住者の在留資格が付与されるようになり、
南米からの日本人移民が急増

・大久保のアジアタウンとしての発展

・都内にあるベトナム料理店は、ボートピープルが開いたレストランがほとんどだった

・バブルの影響で未知の食文化への関心が高まる

・「深夜特急」というバイブルの影響も

・昔のインド料理流行は激辛ブームの影響もあった

・1990年代半ばにはベトナムの直行便が就航し、ベトナム雑貨やベトナム料理が流行。
フランス料理と中国料理の影響を受けたベトナム料理

ざっくり印象に残った部分だけでもこんな感じ。

キッチンと料理の関係から食ドラマまで、
幅広くまとめられていて読み物としてとても興味深かったなと。

Hanako」ってそんな前からある雑誌なんだ、という発見もあったり。

 

今日はそんな感じで。
かわなみ

今日のよかったこと:
とうきびアイスバーが美味しかった。

NetGalley: 発売前の本を読めるサービスがおすすめ

Hanakoの「京都の味」特集を読んで気になったお店まとめ

 

シェアする: