ユニークな研究
最近、ふとした時間にWikipediaを眺めていたら、
イグノーベル賞にたどりつき、ざっと読んだりしてました。
そもそも、
イグノーベル賞(イグノーベルしょう、英: Ig Nobel Prize)とは
「人々を笑わせ考えさせた研究に与えられる賞。
とのこと。
どれもユニークなものばかりで読み応えあります。
●エドワード・テラー(水爆の父、最初のスター・ウォーズ計画の提唱者)
我々が知る「平和」の意味を変えることに、生涯にわたって努力したことに対して。
(互いの国が核武装によって抑止力を持ち、平和が訪れると主張した(核抑止論))
●1993年 フィリピン・ペプシコーラ・カンパニー
億万長者を生み出すコンテストのスポンサーとなって間違った当選番号を発表したため、興奮し集まった期待していた当選者80万人を暴徒のように駆り立てて集合させ、フィリピン史上最大の暴動を引き起こしたことに対して[9]。
●1997年
生物学賞
柳生隆視(大阪・関西医科大学)その共同研究者(スイス・チューリッヒ病院、チェコ・脳神経技術研究所)
人が異なる味のガムを噛んでいるときの脳波パターンを測定したことに対して[17]。
公衆衛生賞
●ジョナサン・ウィアットゴードン・マクノートンウィリアム・トゥレット(グラスゴー)
彼らの警告的な論文、『グラスゴーのトイレの崩壊』に対して。
彼らは、トイレの最中に便器が壊れて病院へ運ばれるけが人がグラスゴー市内で増えていることを調査し、その原因を老朽化した陶磁器製の便器が体重に耐えられなかったからだと結論した。またグラスゴーでは多くの老朽化した便器がそのまま使われているため、トイレでのけが人は今後さらに増えるだろうと警告した。
医学賞 | ピーター・バルス(マギル大学) | 彼の衝撃的な医学論文、『落下するココナッツによる負傷』[24] に対して。 |
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化学賞 | 廣瀬幸雄(金沢大学) | 金沢市にある、ハトの関心を惹きつけることに失敗し続ける銅像の化学的研究に対して。 |
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平和賞 | 井上大佑(大阪府) | カラオケを発明し、人々がお互いに許容しあう、全く新しい方法を提供したことに対して(歌によって相手に苦痛を与えるためには、自らも相手の歌による苦痛を耐え忍ばなければならない)。 |
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鳥類学賞 | アイヴァン・R・シュワブ (カリフォルニア大学デービス校) フィリップ・R・A・メイ(受賞時点で故人) (カリフォルニア大学ロサンゼルス校) |
なぜキツツキは頭痛がしないかを研究し解説したことに対して[50]。 |
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言語学賞 | ジュアン・マヌエル・トロ ジョゼップ・B・トロバロン ヌリア・セバスチャン=ガジェス (スペイン、バルセロナ大学) |
ラットは日本語の逆さ言葉を話す人とオランダ語の逆さ言葉を話す人とを聞き分けられない場合があることの発見に対し[69]。 |
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●犬は排便排尿をする際、体を地磁気の南北軸に沿わせるのを好むということを注意深く記録したことに対して。
●ジェットコースターに乗ることで、腎臓・尿路結石を除去することができるという研究に対して。
「なぜそれを研究しようと思ったのか」不思議に思うばかりですが、
人類ってすごいなあと。
『三体』でもありましたが、
こういう”外れ値”的でニッチな研究が、
いずれは実を結ぶのかも。
今日はこんな感じで。