インターネットと脳の仕組みの相性の悪さについて

SNSと人間の習性

なぜインターネットは最悪の場所に成り果てたのか? – GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20231201-kurzgesagt-internet-worse/

科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagt

色々示唆的な内容だったので、ぜひ記事か動画を見てほしいなと。

“よく考えてみると、そもそも家族や友だちなどとしか会わない実生活はネット上よりはるかに多様性に欠けています。”

確かに。

“フィルターバブルが対立の原因でないのなら、インターネットは人々がもっとわかり合うための場所になるはずです。”

理想はそうだけれど、現状のSNSはそうではない。

“人間の脳は、本質を理解するためではなく社会生活を生き抜くために進化しました。”

“この問題を要約すると、「人の脳はインターネット上にある意見の相違をうまく処理できない」という点に尽きます。これは、祖先から受け継いだ協力し合うためのメカニズムが足を引っ張ってしまっているのが原因です。”

“人と協調するのに必要な共通点を見いだせなくなると、脳は意見の相違をアイデンティティにかかわる問題だとみなすようになります。”

協力しあうように脳が特化したため、
意見の相違に怒りを感じ、相手を攻撃してしまう
という話。

“できるだけユーザーを引き留めようとするソーシャルメディアの仕組みが、事態をさらに悪化させます。なお悪いことに、ソーシャルメディアにとって最も便利な感情は「怒り」です。”

“また、ソーシャルメディアでは意見の相違どころか最悪の意見が一番目立つように最適化されます。”

“こうした害を回避するには、ソーシャルメディアが脳に世界をどう見せているのかを意識するのが大切です。”

要するに、生き延びるために成長してきた人間の脳と、
怒りを増幅させるインターネットのシステムやアルゴリズムとの相性が最悪

ということに尽きるんだそうで。

インターネットをするにも、雑多に繋がるというよりも、
より小さなコミュニティーで、密な関係を築くことが大切なのかも。

そして相手との意見の相違も、自分への攻撃と捉えるのではなく
しっかり吟味して反論するか共感するか決める。

ソーシャルメディアを使ううえで、気を付けたいなと思うことばかり。@

今日はそんな感じで。
かわなみ

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