『蠟燭は燃えているか / 桃ノ雑派』京都の連続放火事件を追うミステリー

講談社の新刊

ブラジリアン柔術仲間、桃ノ雑派という作家さんが小説を書かれたそうなので軽く紹介。
新しいミステリー小説のタイトルは『蠟燭は燃えているか』。

あらすじはこんな感じ。

宇宙ホテルでの連続殺人事件から無事に帰還した京都の女子高生真田周は、大気圏突入時、行方不明の友人へ向けて音楽配信をしたことで「人が死んだのに不謹慎だ」と、SNSで炎上してしまう。まるで事件の加害者かのような扱いを受け、迷惑系動画配信者が現れるなど、日常の通学すら困難になっていく。ある日、地球帰還時のアーカイブ動画に不穏なコメントが書き込まれた。「まずは金閣寺を燃やす」半信半疑の周の目に映ったのは、予告通り黄金色に輝きながら燃え落ちる金閣だった。その場には、行方不明の友人・瞳子の姿。あの子がこの炎上を引き起こしたのか?哀しみの劫火が、京都を襲う。

Amazonより

タイトルやあらすじからは、
三島由紀夫の『金閣寺』とか京アニ事件とかを思わせるし、
なんだかコナンの映画でもありそうなわくわくする設定。

蝋燭ではなく”蠟燭(ろうそく)”と難しい方の漢字なのも何か意図があるのかな?

英語タイトルは「パリは燃えているか」から来ているのかな~とか思ったり。

「ろうそくは燃えているか」さっそく本屋さんで買ってきました。

『蠟燭は燃えているか』桃ノ雑派の新刊

序盤を読むと、わりと現代的で、SFテイストなのも面白そう。

オーバーツーリズムだったり、生配信のあれこれ、ネット炎上など、京都の今をめぐる問題をうまく物語に絡めていて、かつ読みやすい。

知り合いの方が書く小説を読めるのはそうそうない機会なので、
じっくり読みたいなと。

ちなみに、桃ノ雑派(もものざっぱ)というペンネームは、
もちろんあのフランク・ザッパが由来の名前だそう。 最高にロックだ!

読み終わったら、また感想とか書ければなと。

今日はそんな感じで。
かわなみ

今日のよかったこと:
今年初めて、そうめんを食べて季節の訪れを感じた(早い)

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