オーバーツーリズムとウィーンの小村

オーストリアでの観光公害

最近、オーストリアの小さな村、ハルシュタットでオーバーツーリズムの問題が起こっているという記事を読んだ。

“オーバーツーリズム”が騒がれ出したきっかけは、世界遺産に登録されているオーストリア中部オーバーエースターライヒ州の小規模な基礎自治体、小村ハルシュタット(Hallstatt)への観光客の殺到だ。

 

ハルシュッタでは8月末、住民たちが旅行者を拒否するデモ集会を行ったばかりだ。村の住民らがプラカードを持ってデモをしている様子がニュースに流れた。プラカードには「旅行者はもうごめんだ」、「我々に安息を与えてほしい」といった内容が記されている。そのプラカードを持つ住民の周辺を観光旅行の団体が通り過ぎる。

 

人口1000人もない小村のハルシュタットで多い日には1万3000人の旅行者が訪ねてくる。今年に入り、100万人以上の旅行者が小村を訪ねているというのだ。

もともと観光都市の京都は
ある程度なら「まあしょうがないか」となるけれど、
静かだった小村に何万人も観光客が来たら、
間違いなく落ち着いた生活、というのは失われてしまうに違いない。

どこの国も根本的な解決策を示せてないのが観光公害の難しい所で、
人が集まるのを止める、というのはなかなか難しいことなんだなと。

今日はそんな感じで。
かわなみ

京都の観光業はどう変わるべきか? (NewYork Timesより)

サンフランシスコの街の様子をクールに切り取る写真家

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