『三体Ⅲ 死神永生』を読み終えた感想

中国SF小説最終巻

話題の中国SF『三体3』読み終えた。
誰もがこう言うだろうけど、「とにかくスケールがでかい!」。
十年以上前に書かれた小説とは思えない世界観もさすが。

 

三体3の感想

『三体3』を読んだ感想をざっくり箇条書きで。

 

(※ネタバレあり注意)

  • メルボルンのくだりは絶望感あって結構好き
  • 程心の記憶力がすごすぎる設定にちょっと冷めた
    あの物語を丸々暗記するのはちょっと無理があるのでは・・。
    (デスノート最終巻の「ジョバンニが一晩で仕上げてくれました」的な展開が個人的には好きじゃなかった)
  • 相変わらず、ビジュアル想起させる文章はすごい
  • 地球人がのこり数人になってしまうのは予想外だった
  • 三体聖人との戦いは早めに終わるというのは予想通りだった日本カルチャーが持ち上げられすぎてちょっと不自然
  • 人工冬眠のインスタント薬が宇宙船にあったりするのもちょっとご都合主義的?

一巻、二巻とまぁ無理があるところもきれいに収めていたのに、
三巻はちょっと壮大すぎるストーリーにキャラクターが載せられているような感覚があったので、
今までのようにちょっと乗り切れなかったのが正直なところ。

それでもここまでスケールを広げきっても、
世界観がまったく崩れないのはほんとすごいなと。

個人的には第二巻の『暗黒森林』の方が好みかも。

SF好きなら読んで損はない一冊なのでぜひ。

中国SF『三体Ⅱ 黒暗森林』を読み終えた話

 

シェアする: