中国SF『三体Ⅱ 黒暗森林』を読み終えた話

最終巻が発売間近

2021年5月25日に最終巻『三体Ⅲ 死神永生』が発売される三体シリーズ。

“中国のサイエンスフィクション”っていわれても
想像がつかない方が多いかもしれませんが、
今、空前絶後の中国SFブームが起きてたりします。

そのど真ん中にあるのが、この『三体』という小説。

三体2

中国文化革命からはじまり、宇宙人との接触や地球の混乱を描く、
大河小説かと思うほどのスケールのデカさを持つ作品。

『ハリーポッター』シリーズ以来のワクワク感で
第三部が待ち遠しいです。

文学的な深みがあるかは脇に置いといて、
こんな濃厚なエンタメ、なかなか出会えません。

第一巻はオーディオブックのAudibleで聴いていたんですが、
ようやく二巻上下を電子書籍で読み終え、
なんとか最終巻発売までに間に合いました。

時代や世界を飛び越えまくり、
風呂敷を広げまくった第二部ですが、
これからどう話が展開していくのか・・・。

実際に三体を読んだ方と一緒に話をしてみたいですね。

「中国SFは読んだことがない」って方や
「いきなり1000ページ超は・・」という人も多いかと思いますが、

そんな方には個人的に、
中国SFの入り口として
ケン・リュウの短編集『紙の動物園』
がおすすめです。

中国の歴史の厚みってやっぱりすごいよね、と思わされます。

日本のSF小説も決して質では負けていないので、
世界中のSFファンの視線がアジア全体のSci-Fiに向けられるといいなぁ、と。

中国語に興味が出てきた今日この頃ですが、
勉強する暇もあるわけがなく。。

そんな三体、実はNetflixにて、
スターウォーズのスタッフにより
実写ドラマ化される予定だったりもします。

最終巻のブームにはまだ間に合うので、
SF好きな方はぜひ読んでみてください。

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『三体Ⅲ 死神永生』を読み終えた話

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