WBCの舞台裏
以前紹介した「The Players Tribune」というスポーツメディアで、
WBCで大活躍したラーズ・ヌートバー選手(セントルイス・カージナルス所属)の
手記が公開されていて、これがものすごくよかった。
ユーモアの入れ方やら、語り口調やらがほんとに
人柄を表すような文章で、最後までスッと読ませるのがすごい。
なにしろ、あんな経験は一生に一度のことだったからさ。すべてを受け流して、クールに気取ったりするような真似だけは、絶対にしたくなかった。
このあたりからアツい。
今から話すことは、もしかしたら言っちゃいけないのかもしれないけど、ある時から、翔平と有、翔平の通訳の一平、そして僕は、新幹線の駅へ向かうチームバスに乗らないように言われたんだ。あまりにも多くの人がバスを囲むようになっていたからね。黒塗りのセキュリティー用のバンにこっそり乗せられ、スーツを着た人がやってきて、「ではクルマを降りたあとは、普通の通りではなく、首相が使う秘密の地下通路を通ってください」と言ったよ(もちろん通訳を通して聞いていたんだけどね、ハハハ)。
オータニ人気はやっぱりすごい。
あの時の僕の心境を想像してみてほしい。最初の試合でいきなり先頭打者を任されたけど、何を期待されているのかわからない。バッターボックスに足を踏み入れると、球場全体の5万人ものファンが、僕の応援歌を歌い始めてくれる──お祖父ちゃんから受け継いだ僕のミドルネーム、達治のコールとともに。今考えても、感情が込み上げてくるよ。
応援歌に対するコメントが出てくるのも、いかにも日本らしくていい。
翻訳家さんの力量も含め、
読ませる文章になっているなと。
野球は正直全然詳しくないけれど、
こう熱くなるものがあったので、軽く紹介してみました。
全文読んでほしいなと。
いやー、スポーツっていいよね。
今日はそんな感じで。
かわなみ
今日のよかったこと:
母の日忙しかったけどなんとか終えれた。
スポーツメディアの「ザ・プレーヤーズ・トリビューン」についてはこちらより。