ブラジルの送金システムPIXが画期的で興味深い

ピックスという即時決済サービス

ブラジル中央銀行が主導している革命的な即時決済サービスPIX(ピックス)
朝日新聞「ニュースの現場から」というポッドキャスト番組で紹介されていて
なかなか興味深かったので軽く紹介。

 

 

 

中銀主導の即時決済システム「ピックス」(PIX)の運用を開始

このシステムは、スマートフォンなどによる支払い、振り込み、送金などを低コストで、24時間365日実施できるものだ。

利用者にサービスを提供するのは、商業銀行や金融サービスを提供するスタートアップ(フィンテック)などの金融機関。中銀がデータベースや決済システムを一元管理し、異なる金融機関間の決済手続きが迅速かつ低コストで可能になる。従来の決済方法と異なるのは、支払う側も受け取る側も、口座情報を相手方に教える必要がない点だ。ID、メールアドレス、携帯電話番号などから自ら選んだ暗号鍵(通称:ピックス・キー)を伝えることで取引が成立する。個人の場合は原則として手数料がかからない。

 

24時間365日対応、
個人で手数料がかからない
というだけでなく、
異なる金融機関でもすぐに決済ができるという点がすごい。

例えばアマゾンなどのeカマースで言うと、

入金がすぐ確認できるので、
企業も商品を発送でき 在庫がモタつかなくて助かるというメリットも。

偽札の心配もない。

なのでいいことづくめかと思いきや、

街中で、強盗に襲われ高額の決済を強要される
“ライトニング誘拐” という犯罪も発生したりしてるそうで。(さすがブラジル・・・)

 

日本は現金への信頼が高いため、
なかなか電子決済が一般的に普及しないといわれるけれど、
これを聞くとなかなか便利そう。(まだまだQRコード決済レベル)

 

・・・と軽く調べていると、ニュースに進展あり。

中銀=南米4カ国で統一PIX創設へ=通貨統合せず経済ブロック化

ポッドキャスト番組では、
ルラ大統領が ブラジルとアルゼンチンの(貿易上での)通貨を揃えるかも、いわれてたのが、
最近のニュースでは4か国で統一するという展開に。

ネット氏によると、南米4カ国間でこのアイデアを進めて経済ブロックを形成し、将来的にはこれらの国の国境を越えて決済可能な方法を実現するとのこと。

南米の国の関係って
日本じゃサッカーのときぐらいしか話題にならないけど、

こうやって調べるととなかなか興味深いので、
今後もブラジル動向はたまにチェックしていこうと思います。

ブラジル・リオのカーニバルが3年振りに開催したそうで。

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