映画や音楽、本の感想を書き残しておくことの意味

ポップカルチャーを記録することの意義

最近こんな記事を見つけたので、軽く紹介。

・カルチャーについて書き残しておくことの意義について

いくつか印象に残った部分を引用しておこうかなと。

 

何故カルチャーについて書き残した方が良いか結論から言うと、誰も分からなくなるからです。
後追いの人はもちろん、リアルタイムで観測していた人、なんなら当事者ですら分からなくなります。

その時代を味わった人のみがわかる空気感、
そういうものを含めその時に書き残したものは確かに貴重。

たとえばの例を挙げると、

・モーニング娘。の「LOVEマシーン」が売れたときの景気
・村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』が書かれた
・ピンクフロイドの『The Wall』とベルリンの壁 etc…

・コロナ禍に発表されたアルバム、
コロナのロックダウン期間がが明けてからのアルバム。

数か月のことでも、時代背景が全く異なるので、
その当時の生の感覚を(拙くても)書き残しておくのは
ほんとに意味があるな、と日記をみて振り返るだけでもそう思ったり。

コーチェラフェスティバル2022のライブ配信を観た感想

また、特に音楽ははじめて聴いたときと
繰り返し聞き返したときの印象は大きく変わるので、
そういうものの感じ方の変化を書き残しておくのは個人的に大切にしていたり。

 

理想は後世の人が興味を持った際に情報にアクセスしやすい状態をキープし続けること。
文章には時代を超える強度があります。

画像や動画と違って、古びないのも文章・テキストのいいところ。
書く手間も他よりも断然かからないし。

インド映画の『RRR』をドルビーシネマでみた感想

未来にカルチャーを伝えるという意味で書き進めてきましたが、そもそも文章は「今」起きていることを伝えるのが主な目的であって、あなたが良いと思ったカルチャーや表現について文章を書くと「どれ、そこまでいうなら次のイベントは行ってみるか…」「じゃあ一曲だけ聴いてみるか…」となる人が出てくるかもしれないじゃないですか。
これだけでも本当に価値があるのです。

ほんとこれ。
誰か一人でも「この曲聞いてみようか」「この本買ってみようかな」
と思ってくれたらそれで十分書いた価値があるなと。

今日のよかったこと:
村上春樹の新作『街とその不確かな壁』を読み終えた。

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を観た感想

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