『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の映画を見た感想

ゲゲゲの鬼太郎の映画版

水木しげる原作の「ゲゲゲの鬼太郎」映画最新作を観てきた。
子供の頃、ヒーローものよりも夢中になってみていたので、久々に思い立って映画館に。

100周年という大台を越えてのかなり力の入ったアニメ映画で、想像以上に良かったなと!

レビュー・感想

ということで、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の感想を、箇条書きでざっくりと(※ネタバレ注意)

  • 客層は子連れから60代ぐらいのおじさん、若いカップルまで意外と幅広い感じ。
  • 観客はいわゆる「腐女子」的な感じの人も多くて、
    ドラえもんやクレヨンしんちゃんもなんだかんだ時代にキャッチアップしながらついてきてるのすごいなと思った。
  • 鬼太郎というよりもゲゲ郎というオリジナルキャラクターが主人公。
  • 京都のMovixで観てきたけど音質がなんかすごく良かったのもポイント高し。
  • 日本の家屋や村の描き方もとても丁寧だった。
  • 犬神家のもびっくりの、閉鎖された村の一族の揉め事、閉鎖的な村、戦争の記憶、人間の罪など色んなテーマが書かれていて◎
  • 脚本がとても練られていて、テンポも良かった
  • 戦争を経験したサラリーマン”水木”の設定もうまい。ねずみ男もコミカルでよかった。
  • 坂口安吾の『桜の森の満開の下』とかドラクエとか、色んな作品のオマージュがあって良かった。
  • アニメ映画を見るのは『鬼滅の刃』以来だったけど、きめつより断然良かった。
  • ノスタルジアをくすぐる描写も多く、電車で煙がもくもくするシーンはすごくリアル。 
  • 全編グロ描写とドロドロした人間ドラマが繰り広げられ、
    完全に”大人向けアニメ映画”だった。
  • 原作『墓場鬼太郎』への繋げ方も見事。
    →原作「墓場鬼太郎」の一話の目玉おやじ誕生シーンは見ておいたほうが良いかも
  • ラストの桜の木のシーンの美しさはほんとに凄かった。

EDの音楽もずるいし、
「鑑賞後に開けてください」と書かれた景品の絵葉書も泣かせるな・・・。

今のアニメってここまで出来るんだ・・・と正直驚かされた。

水木しげる百周年の流れで、
決してお茶を濁したようなものではなく、
きっちりと作り込んだ名作。

現代風ににきっちりアップデートした鬼太郎を数十年越しに見られてラッキー。

Twitter(X)で感想を見ていても、
けっこう評判いい感じなので、子供の頃ゲゲゲの鬼太郎に夢中になった方はぜひとも。

今日はそんな感じで。
かわなみ

今日のよかったこと:
友達のDJを聞きに、ラテンナイトの音楽イベントのため三条へ。
音楽はもちろん、色んな人との出会いもあって最高だった。

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