Genesisの音源売却と音楽業界
最近こんな記事を読んだ。
・米フォーブス「2022年に最も稼いだエンターテイナー TOP10」発表 1位はジェネシス&2位はスティング
1位はジェネシス(Genesis)で2億3000万ドル(約300億円)、2位はスティング(Sting)で2億1000万ドル(約280億円)。この2組の主な収入源は、音楽著作権の売却です。
「80年代のプログレッシブロックのジェネシスがなぜ今さら??」とは思ったものの、
やっぱり音源の権利を丸々売るのはやっぱりお金になるという話で。
ここ数年、
ボブディラン、ブルーススプリングスティーン、ピンクフロイド etc…
など大御所アーティストがどんどん自分の音源の権利を売却する流れが
定着してきているように感じる。
そして2022年は、ジェネシスとスティングが目玉だったという流れ。
Genesisの代表曲といえばやっぱり「インビジブル・タッチ」かな?
Stingはやっぱり「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」
うーん、やっぱりジェネシスそのものよりも、
フィルコリンズやピーターガブリエルのソロ活動の方が好きかな、と思ったりはするだけど、
ジェネシスの音源に300億円の価値があるかどうかはレコード会社のみが知る、というところ。
2023年にPeter Gabrielの新作アルバムが出るそうで、
それはめちゃくちゃ楽しみにしてたり。
話を大筋の大御所アーティストの音源買収ブームに戻すと、
個人的にはあまりいいイメージを持っていなくて、
レコード会社は保守的になり、
・新しい音楽を探す
・若手アーティストを育てる
・販売経路を開拓する
という役割をどんどん手放すようになってしまっているな、と感じる。
ある程度売れることが確定している
レジェンド級ミュージシャンの音源を買いに走るという状況。
そりゃあ 若手音楽家のレコード会社離れも起きるよね、という話で。
「88 Rising」のようなアジアの音楽で世界に勝負をかける新しいレーベルも
登場してきているので、
K-POPをはじめ、案外 アジア界隈の未来は明るいのかも。
日本の音楽シーンも色々大変だとは思うけど、
頑張ってほしいなと!
1980年代の音楽好きにしか伝わらない記事になってしまったけど、
今日はそんな感じで。
かわなみ