映画『生きる-living』をみた感想

カズオイシグロ×黒澤明

以前から気になっていた『生きる-living』をTOHOシネマズ二条で観た。
カズオイシグロが脚本ということで

 

レビュー・感想

クロサワ版のオリジナルは5年ほど前の「午前10時の映画祭」で鑑賞済み。

いつも通り、個人的に印象に残ったところをざっくり箇条書きで。

・OPから古き良きイギリス・ロンドンの映像がシックで良い

・通勤する人々のカットもお洒落

・役所のたらい回しの場面さえ、
この映画ではおしゃれに映っていた。
(日本版はもうちょっとコミカルだったような)

・ハリス役の女優がものすごくいい味を出してる。

・ところどころ日本版にはないアレンジがされて、
英国版の「生きる」になっててこれはこれであり。

・カズオイシグロの小説、特に『日の名残り』の執事に通じるテーマもあって◎

・「Mr.ゾンビ」のとこめっちゃ笑えた

・「ナナカマドの木」良い曲。

・シェパーズパイが食べたくなった

基本的には、余命半年の課長が残りの人生をどう過ごすか?
という重めのテーマな作品だけど、

ユーモアあり、人々のとの交流ありで
重苦しくならないのが『生きる』のいいところ。
(黒澤明も同じく)

ただ、カメラワークなどはやっぱり世界のクロサワのほうがよかったんじゃないかな、
と思わずにはいられなかった。(市役所の書類の山のところとか特に。)

 

今日のよかったこと:
柔術で極めた数が増えて、少しだけうまくなった気がする。

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