三省堂の新語2023年に思うこと。

新しい言葉 in 令和五年

辞書で有名な三省堂の、辞書編纂者が選ぶ「今年の新語10」
要するに、今年生まれた新しい言葉を、専門家がチョイスしたという話。

「今年の新語2023」ベスト10
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2023/best10/

印象に残ったことばを、ざっと紹介。


今年の夏は暑かったもんね。
これは納得。国連事務総長の発言が元ネタ。
来年はどうなるんだろう?
10年後振り返って、
「今年が一番涼しかった」なんてことにはならないと良いんだけれど。


第二位は「ハルシネーション」。
生成AIが活躍した年らしい人工知能ネタ。

ハルシネーション〈名〉[←hallucination]人工知能(AI)が、事実とは異なる情報を生み出してしまうこと。「━‬を警戒する」《由来》もとは「幻覚」の意。その情報の文体そのものは、もっともらしいので、注意を要する。

まだまだ「これはAIが作ったやつだな」と見分けることができるけど、
数年後は精度があがって見分けがつかなくなるんだろうなと。

第五位は「〇〇ウォッシュ」。

綺麗ごとをならびたて、不正や都合の悪いことを覆い隠すようなこと。

「グリーンウォッシュ」や「ピンクウォッシュ」など、
わりと日本でも見ることが多くなったし新語になったのもうなずける。

第十位は「闇バイト」。

これは知りたくもなかった言葉だけれど、
ニュースでもよく目にするようになってしまったなと。
日本の治安も、経済不況からどんどん悪くなってしまうのか、
これもいかにも2023年っぽい新語で、正直もっと上でもいいかと思うぐらい。

6位のアクスタ=アクリルスタンド とか使っている人、
個人的にはあんまりみなかったなと。

こちらの編集者による総評も面白かった。

最終的にベストテンにランクインしたことばを見ると、例年になく「硬派なことば」が並んでいることに気づきます。「硬派」とは、ここでは、私たちの今後を考えるにあたって重く受け止めなければならない、ということだと考えてください。ランキングの大半が、笑ってすまされない、深刻なことばで占められました。2023年はそういう年だったという事実の前に立ちすくむ思いです。

戦争やフェイクニュースなど重いテーマの言葉が多かったということで。

みんなの新語、どんな感じでしょうか。

今日はそんな感じで。
かわなみ

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