スローメディアと個人ブログの未来

遅いインターネット

最近“スローメディア”とか”スロージャーナリズム”
みたいな言葉を目にするようになった。

もちろん、TiktokやYoutube Shortsの短尺動画に対する反動で、
ゆっくりコンテンツを消費したい という流れが出てくるのは当然の流れ。

「スローメディアってそもそも何?」という人も多いはずなので、
個人的にいいなと思った定義を軽く引用。

スローメディアとは、
「時間に追い立てられず自分のペースでゆっくりと味わうことができるメディア」である。

140字だとすぐに発信できてしまうので、
あまり深く考えず文章の流れを意識しなくても発信・反応できるのが
良いところでもあり、悪い所でもあるツイッター。

メールには、シェアする前に自ら考えるという役割が埋め込まれています。これをソーシャルメディアで体験するのはほとんど不可能です。だからこそ、私はメールを「スローメディア」と呼んでいます。

それに対して、ブログやニュースレターだと、

・読者をしっかり想定して書くことが多い
・文字数が多いので多少は時間をかけて書く
・文脈がある

そんな理由で、
スローでしっかり消化できるメディアだと言えるかと。

ブログ以外にも
書籍・ニュースレターは読み応え感があるのも、
おそらくそういうことなんじゃないかな、と思う今日この頃。

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少し話は飛ぶけれども、
“日本のツイッターはなぜ炎上しやすいのか” ということについて、
「Tweet」という語句の翻訳が一因なのではないか、という意見を最近読んだ。

つまり、
「Tweet」は本来 英語で 「小鳥のさえずり」という意味の語句で、
そもそも日本語でいう「つぶやき」とは大きく意味が異なるのだという話。

なので、英語圏と違って日本では、
“つぶやく”つもりで深く考えず、
そのまま発信してしまいがちなマインドセットがあるのでは?ということらしくて。

(そうは言っても”さえずっている”はずの海外でも瞬発的に書いたツイートも多いし、
正直なところなんとも言いがたいなというのはあるけれど。)

確かに”ツイート”というものに多少の意識の差はあるのかもしれないし、
それがSNSの空気に少なからず影響があるかもしれない。
(とにかく印象に残ったエピソードだったのでブログに書いてみた)

 

インターネットでしっかりした文章を読みたいなら、
やっぱりツイッターよりもブログを読むのが個人的には好きなので、
今の時代では絶滅危惧種の個人ブロガーも、なんとか頑張ってほしいなと。

ChatGPTやBingのようなAIサービスが
数秒で回答を出してくる現代で、
ブログでは何を書くべきかを問われているように感じる。

あんまり短すぎるものを
書いてもTwitterと変わりがなくてしょうがないので、
自分なりの人間味のある文章を書くのが一番なんじゃないかなと思ったり。

TiktokやYoutubeのショート動画、ツイッターなどの
ファストなコンテンツが悪いというわけではないけども、

できれば視聴者側・読者側の方もは
どちらかに偏りすぎないようにインターネットを楽しんでほしいなと。

今日はそんな感じで。
かわなみ

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