宇宙の倫理的な未来に向けての取り組み

法律整備や規制について

最近、WIRED日本版の公式ポッドキャストで
気になった話題があったので軽く紹介。

Podcast内で紹介されていた記事はこちら。

◼︎ ︎️️SZ Newsletter VOL.195[SPACE]
マニフェスト・デスティニーとは一線を画す宇宙の倫理的な未来に向けて

 

宇宙に進出する上で人類が直面する問題として、

人間が地球ですでに直面している倫理的な問題と同じであることが多いという旨の
指摘が印象に残った。

宇宙法とかもこれからもっと整備されていくはず。
いままでの歴史を振り返りつつ、合理的なものになればいいんだけれど。

Universec Sandboxという彼女が開発したシミュレーションゲーム、
ほんとに宇宙が好きなんだなぁ。

 

西洋型の資本主義、帝国主義的な
今までの人種差別の歴史を振り返れば、
宇宙開拓の際に駆り出されるのは・・・という話もされていて、
未来の宇宙の話もなんだか重たく、暗く感じられるというか。

以前、人類が宇宙に行く必要はあるのかという問いに向き合う記事として「THE END OF ASTRONAUTS:宇宙飛行士の終焉とロボットの台頭」を紹介したことがあるけれど、例えば人間が行かなければ基地をつくれないとか、そこにある貴重な資源を採取できないというケースを考えたときに、囚人を任務に当たらせたり、大陸横断鉄道の建設で人種差別に根ざした奴隷のような労働環境がつくられたりといった人類の歴史を振り返ると、それと同じことが起こらないという保証はどこにあるのか、といったことに言及しています。

あとひとつ重要だと思ったのは、宇宙の開発や移住、資源の採取について考えるときに、西欧型の資本主義や植民地主義の名残が影を落とすという視点。19世紀に米国で唱えられた、西部開拓を正当化する「manifest destiny(自明の宿命)」という説があって、要するに、西部を開拓して文明化していくことが自分たちに課せられた使命だとして、先住民や自然環境にひどい仕打ちをしてきたわけなんだけど、こうしたことは人類が世界各地でやってきたことでもあります。

案外遠い未来の話でもないかもしれないので、
少しは真面目に考えたいなと。

今日はそんな感じで。
かわなみ

今日の良かったこと:
ひさびさにポテトチップスを平らげた。
たまにはこういうギルティープレジャーもいいよね!

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