分散の時代とソフトバンクのARM買収について

AI革命と半導体

最近読んだ、日経新聞の記事が短くて興味深かったので紹介。

孫正義氏によるアームの買収についての短い記事。

インタビュアーから ポストスマホ、分散の時代

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO77028480W3A211C2EA1000/?gift=g2ls5lfjSmqjk4Mzk1OTEzOTakVzJLR63kvZDjgIXmnKgg6aCGzQPoBw.XTLH6-YZ

「なぜソフトバンクグループがアームを買収するのか」。その問いに孫正義氏は「囲碁で言えば50手先の一手を打ったようなものだ」と言ってけむに巻いた。それから7年がたち、50手先の意味が少しずつ明らかになってきた。

このとき、僕も半導体の資材調達・購買に直接関わっていたので、
ソフトバンクの孫さんがあのARMを買収したのはかなりのインパクトだった。

低消費電力を武器にスマホ用半導体で99%のシェアを握るアーム。次の標的がAI革命だった。

なるほど、五十手先というのはそういうことだったのか・・・。

スマホはネット上のあらゆる機能を手のひらに集める「集中」の時代から、
その後は色んな”脳”が散らばる分散化の時代に。

カギとなるのは半導体を牛耳るソフトの力だ。アームだけではカバーしきれまい。どれだけソフトの仲間をひき付けられるかが、AI時代の頭脳を巡る勝負の分かれ目となる。

誰がその頭脳を操るのか、これから半導体の動向も含めて目が離せない。

この話は決してデバイスに限ったことではなく、
インターネットにもいえる話である。

Twitter(X)の時代も崩壊しつつあり、
徐々にマストドンやスレッズなどの分散型SNSに軸足を移しつつある今日この頃。
なんとか時代にしがみついていかないなと。

今日はそんな感じで。
かわなみ

#半導体 #人工知能

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