スタジオジブリの最新作
宮崎駿監督の映画『君たちはどう生きるか』をさっそくみてきた。
いつも通り備忘録がてらざっくり感想を。
※ここからネタバレありなので見てない方は観てから読むように!
(今作は特に頭が真っ更な状態で見てほしいので)
感想・レビュー
箇条書きで印象に残った部分をざっと。
・階段をかけ登るシーン、窓を閉めるシーン、おばあちゃん達、無表情な主人公、
紙切れ、あらゆる場面にジブリのエッセンスが散りばめてあってそれだけでも満足。
ジブリのごった煮、というのはまさに言い得て妙。
・小説『君たちはどう生きるか』を読んでなくても筋はなんとか追えた
・ただ、戦火の中を主人公(眞人)が駆け巡る映像はいつものジブリとはちょっと違うように感じた。
・アオサギ(鳥)がまさかあんなに喋りまくるおっさんだとは思わなかった
・キムタクはやっぱ声優もいける。
あれあいみょんの声なのか!と驚きのあるキャストのチョイスもなんだかんだうまくいってたような。
・食べるシーンはいつも通り食欲をそそるものばかり。ジャムパンが無性に食べたくなった
・わかりやすいのか、わかりにくいのかそれすらも判断できないぐらいのハヤオワールド
・村上春樹の新作もそうだったけど、「自分のやりたいようにやった」作品。
・最後まで解決されない謎もあったりで、解釈を受け手に委ねる的なところも多いので、
ネットの考察合戦を読むのも面白い。
・予告映像なし、広告なし、という手法はなんだかんだ成功している?けれど海外での宣伝はどうするんだろう?
・魚を捌くシーンやお屋敷の細かい描写も◎
・映画のセリフにもあったけど、いつも以上に「死の匂いがプンプンする」作品だった。
・ワラワラみたいなかわいいキャラクターもちゃんと登場。
ただそこからの展開が大人向けアニメ過ぎて。。
・サイケデリックで不思議な映像や展開が多いので、
深く考えずに”感じる”という見方もできないとなかなかつらいかも?
・映画全体としては”冒険モノ”としてなんとかなりたっていたので、
個人的には満足。
・IMAXで見てきたけど(ジブリ作品初のIMAX上映らしい?)それほど必然性は感じなかった
宮崎駿の内面世界をこれでもか!と見せつけられた作品だった。
高校の授業で『千と千尋の神隠し』をみんなで研究したことがあるけれど、
またあんな感じで語り合いたいなと思う映画だった。
82歳の宮崎駿監督、あと1,2作は見せてほしい。
今日はそんな感じで。
かわなみ
今日の良かったこと:
ひさびさの友人との深夜ドライブが最高だった。