『Steppin’ Out』キリンジの新作を聴いた感想

ステッピングアウト / KIRINJI

心待ちにしていたキリンジの新アルバム「ステッピンアウト」。

印象に残った曲の感想をざっくりと。

レビュー・感想

全体的にスティーリー・ダン的でドナルドフェイゲン風なな曲が増えて個人的には嬉しい。

「Runner’s High」
ランナーズハイというタイトル通りの爽やかな曲。

「切り倒された街路樹」とさらっと政治批判が入っていて良い。
サザンオールスターズもスタジアムの樹木伐採を歌っていたけど、ミュージシャンとして意志を表明する人が増えるといいな。

 

「nestling」なんかも特にSteely Danっぽい。

 

「指先ひとつで」
曲名から、SNS批判な歌かと思えば現実世界での良い”感染”な話だった。後半の展開も複雑で聞きほれてしまうしこの新作アルバムのなかでも特に好きかも。

 

「誰得」甘い曲調だけど、歌詞は生々しいというか。

 

「ほのめかし」都会のドライブにぴったり。この曲だけなぜかコラボしてる。

 

「Seven/four」 曲名通り四分の七拍子なジャズ風の曲。お洒落すぎる。
ケニー・バレルのあの曲にそっくり。

「I love 歌舞伎町」歌舞伎町ということで、オーバードーズについても言及。

 

「不格好な星座」 意外と演奏が忙しい一曲。老いを歌っているけど前向き。

 

「Rainy Runway」アルバムの最後を飾るのに相応しいしちゃんと「Steppin’ Out」という歌詞が出てくる。

 

歌詞が全体的に現代にアップデートしていてそこもよい。

今日はそんな感じで。
かわなみ

ジェイムス・ブレイクの新作アルバム『Playing Robots Into Heaven』を聴いた。

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