「みんなの谷川俊太郎」特集@Pen.を読んだ

詩人とことば

Pen.の2023年7月号の谷川俊太郎特集がなかなか良かったのでざっくり紹介。

谷川俊太郎といえば、教科書に載っていた「朝のリレー」とか「生きる」のイメージが強いけれど、より幅の広い谷川俊太郎の姿が知れる一冊。

pen.谷川俊太郎特集

 

…ぼくにとっては、 いまというものをどう捉えるかってい うのが大テーマなんですよ。ただ、いま はみんな時代に負けているような気が するのね。どんなに新しいものが出てき でも、それは人間が本当に必要としてい るものなのか? 昔はわりと未来が開 けていたからそんなこと考えなかった けど、いまは未来が閉じかけているよう な気がする。だから時代に負けないでいなきゃって強く思いますね」

 

“永遠の中のいま”っていうのはすごく重層的なもので、それをずっと詩に書いてきました」”

・”宇宙の手触り” という紹介もあったけど
たしかに宇宙に住むひとり、という描かれ方の詩が多い印象。。

・『そして』 死について書かれた詩 すげー

・スヌーピー特集も、どれも印象に残るものばかり。

“突然飛ばされる瞬間”という言葉もとても納得感がある

・『旅』の詩集が気になった

・「書くこととことぱについていま僕たちが思うこと」の特集もよかった

・「うんち」 アダムとイブについてユーモアまじりに書いた詩

・「なくぞ」

なくぞ いますぐなくぞ ないてうちゅうをぶっとばす

直前までなんでもないことを書いているのに、
急にパンチラインをぶっこんでくるのも谷川俊太郎の怖さ。

・谷川俊太郎の推し、として出てくるアーティストがみんな豪華

・最後の作品選集を見ると、
和田誠と同じく作品数に圧倒される。やっぱ続けなきゃ意味ないよね、と思った。

雑誌『ペン』はどれ読んでもはずれなしなので、
またいい回があったら紹介したいなと。

今日はそんな感じで。
かわなみ

今日のよかったこと:
朝のランニングが気持ちよかった。

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